エレベーターの清掃方法は?日常的な掃除・定期清掃の方法や注意点も
マンションやビルの清掃で忘れてはならないのが、エレベーターの清掃です。しかし、エレベーターは精密機械であるため、どのように扱っていいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、エレベーター掃除の必要性や日常的な清掃方法、定期清掃の方法、エレベーター清掃における注意点について解説していきたいと思います。
この記事を読むための時間:3分
エレベーターは定期的に清掃すべき?
エレベーターは精密機械なので、普通に掃除していいのか迷う方も多いかもしれません。ですが、エレベーターは土足で利用するものなのでさまざまな汚れが持ち込まれやすく、さらに密閉空間であるため汚れがたまりやすいという特徴があります。よって、日常的な清掃が必要不可欠。また、日常的な清掃や換気は、匂い対策にも効果的です。定期的な掃除と空気の入れ換えで、気持ちの良い空間づくりを心がけましょう。
エレベーターの日常的な清掃方法
エレベーターの日常的な清掃方法をご紹介します。
操作盤
毎日多くの人が触れる操作盤は、日常的な清掃が必要な部分。利用時にサッとクロスで拭くだけで十分なので、毎日行うことが大切です。ボタン内部に水分が入り込むと故障の原因になりかねないので、必ず乾いた布を使いましょう。
扉
エレベーターの扉は直接手で触る部分ではないものの、汚れがたまりやすい部分です。利用者の目につきやすい場所でもあるため、毎日きれいにしておくべきでしょう。操作盤と同じように、乾いた柔らかい布で埃を拭き取ります。
床タイル
土足で利用するエレベーターの床は、外から持ち込まれた汚れが蓄積しやすい場所。できればこまめにチェックして汚れを取り除くのが理想です。まず泥などを取り除き、固く絞った雑巾で拭き掃除しましょう。エレベーター内の床タイルは濡れたままにすると良くないので、乾いた布で水分を拭き取ります。水だけで落ちない頑固な汚れは中性洗剤を使用しても構いませんが、水で洗い流したり熱湯を使用するのはNG。
エレベーターの定期清掃の方法
エレベーターは、前述の日常的な清掃に加えて定期的な清掃も必要です。定期清掃の方法は以下の通り。
敷居
扉が開閉する溝の部分、敷居は汚れが詰まりやすい場所です。毎日掃除する必要はありませんが、汚れがたまるとスムーズに扉が開閉しなくなってしまうこともあるため、週に1回程度清掃しましょう。
敷居を掃除する際は、操作盤下のスイッチボックス内にある「戸開放スイッチ」を押して扉が閉まらないようにしてから行う必要があります。まず溝の中のたまったゴミや砂などを取り除き、乾いた布で拭き掃除しましょう。
床マット
エレベーター内にマットを敷いている場合は、一カ月に一度程度清掃しましょう。あまり汚れが目立たないかもしれませんが、敷きっぱなしにしていると汚れがたまるだけでなくカビの原因にもなりかねません。外に出してきれいに汚れを取り除いたら、天日干しするなどして完全に乾燥させてから敷きなおしましょう。
エレベーター清掃の注意点
エレベーター清掃で重要なのは、水分を残さないこと。精密機械であるため故障の原因になりかねません。雑巾などを使用する際は、かならず乾いた布で水分を拭き取って水分が残らないよう注意しましょう。また、本格的な清掃には専門的な知識が必要になるため、専門の業者に依頼して適切な清掃を行ってもらうのがベター。
専門的な清掃作業はプロに依頼しよう
エレベーターは外からの汚れが持ち込まれやすく、埃などがたまりやすい空間でもあります。精密機械なので扱いには注意が必要ですが、できる範囲できれいな状態を保つよう心がけましょう。定期的な清掃が難しい場合や、細かな部分の本格的な清掃はプロに依頼することをおすすめします。
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